コンピュータの寿命が短くなるのには、理由があります。
ネズミの心拍はとても早いので、長くいきることができません。
ぞうの心拍はとてもゆっくりなので長く生きることができます。
コンピュータが高速で、小型化すれば、するほど、コンピュータの
寿命は短くなります。(ネズミを例に考えてみると。)
昔の大型コンピュータはとても大きく、CPUクロックが遅かったので、
あまり、長生きしていました。(でも、数年で交換されていました。
物理的には長生きできたかもしれませんが、なかなかそれを許して
もらえなかった事情もありましたね。)
生物学的には、ネズミが一生に打つ心拍数とぞうが一生に打つ心拍数の
総数は、ほとんどかわらないといわれています。
すべての生物に当てはまるわけはないと思いますが、そのような生物の
事情は、コンピュータの進化ににも当てはまるように思います。


ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 中公新書
本川 達雄 (著)

という本があります。