昔の図書というのがありますね。1500年頃の本などですね。だから、
本は、千年でも、2千年でも、きちんと保存すれは、持つように思います。
確かに、昔の本は持ちます。
けれども、今から100年ほど前に、木材から紙を大量生産できるようになりました。
この時、硫酸を使って髪を作る方法を用いたので、50年から100年ぐらいすると、
紙が茶色い変色してボロボロになってしまいます。
これを、フローファイヤー(ゆっくり燃えると訳したらいいのでしょうか)
と言われる現象です。
この時出版された図書(世界中同時ですが)、明治、大正、昭和に出版
されたほとんどの図書は、100年程度の寿命しかないといわれています。
中性紙と呼ばれる紙の登場によって、ようやく、1000年以上の保存ができる
ようになりました。しかし、1000年前の紙は、もともと中性紙だったんです。

100年前、出版という量の爆発の時代でした。
さて、今、google の検索対象ホームページの数は、80億ページとも言われています。これも、量の大爆発ですね。
この量の大爆発は、100年後に、なにが起きるのでしょうか。