図書の形だけみると、和書も、洋書もほとんど同じようにみえる。日本語には、漢字、読み、ローマ字などをいれるため、、その分、データを入れる。
和書には和書の目録規則、洋書には洋書目録規則があり、図書館の中には2つのシステムが存在する。(雑誌という大きな概念も存在するが、ここでは、それは、無視して)
さて、1つでありながら、2つのシステム(規則)が存在している。この問題に大胆に挑戦したのが学術情報センター(現:国立情報学研究所)である。
そこでは、和洋の区別なく、一つのデータ構造にいれてしまうという方法が実現されている。
海外でも、多言語対応もされ、英語以外の図書も、一つのデータ構造が提案されている。

その意味で、世界の図書目録という観点からみると、日本の目録規則は、どうなっていくのか。
世界の図書目録規則があり、その下に、英語の図書、フランス語、ドイツ語、そして、日本語の目録規則が必要ではないか。
(一つの考え方としては、アメリカ議会図書館の和書カタログルールを、日本の目録規則にするという方法もあるかもしれませんn