図書館の図書は、分類されています。どこかにされるのですが、日本で通常使われているのは、日本十進分類表です。いろいろなカテゴリーを10区分、3段階に区分するので、1000の区分が可能です。(それ以上、細かくしていく場合は、小数点をつけていきますので、無限に細分化はできます。)
1920年に1000区分した図書の世界と1940年、1980年、2000年
のそれぞれの世界を1000区分するといろいろ違いが発生します。
コケット、原子力、コンピュータなど、最近登場したもので、図書がたくさん出ている分野もありますから、それに適応するように、分類の1000区分を変更していたなければなりません。
すでに、1000区分には、空きがないので、衰退したものなどを、脇によせて、秋スペースをつくる必要があります。このような改定を、日本十進分類表では、9回(現在10回目の作業中。)アメリカのデューイの十進分類表では20回以上の改定がされています。大部分は、変更されませんが、細かくみると、いろいろ変更があるので、同じ内容でも、どの年代に分類表を利用するかで、番号が変わってきたりします。
今後100年後には、1000の枠の中が、いろいろ変わっているでしょうね。

最初から、すべての項目を使わないでだんだん、変化に合わせて使用していくとう分類法もあります。アメリカの議会図書館、日本の国会図書館の分類表は、アルファベットと数字の組み合わせて構成されるので、かなり、たくさんのスペースのある分類表になっている。

図書館の図書は、100年、200年と保存されていくので、途中から分類番号をかえるのは、なかなか難しい問題がありますね。