日本語は、どれが、基準なのでしょうか。 ”ひらがな”と”カタカナ”は同じ要素で成り立っていると思いますか?実は、けっこう違うんです。(以下の例は、図書館目録規則によるので、一般的な話とは、すこしことなる点があります。)わたしは、がっこうへいきます を カタカナ表記するとワタシワ、ガッコウエイキマス という感じになります。は、へ、づ といった、ひらがなで表示されるものが、カタカナでは、音を表現する立場から、ワ、エ、ズ に置き換えわれてしまいます。 http://subsite.icu.ac.jp/people/kimito/kimito-o2.htm

http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/kanahyouki.html


さて、ローマ字の問題はもっと、複雑です。通常、日本で使用しているコンピュータは、日本語ローマ字表記ができないのです。実際、東京をどのように日本語ローマ字表記しているのか、東京駅や地下鉄で観察してみましょう。日本のコンピュータで、長音表記をどのようにするのかちゃんと整備しなったのです。ここに、日本語ローマ字の悲劇があります。訓令、ヘボン式をはじめ、現在、コンピュータ文字入力用に、ジャストシステム、マイクロソフトはじめ、たくさんの文字入力のためのローマ字方式が登場しています。このバライティ豊なローマ字の出現にも、誰も、整備することはなく、教育の世界では、訓令式、外務省は、ヘボン式 道路や地下鉄、鉄道の表示は、なに式でしょうか(外国人のための要素が多いので、ヘボン式でしょうか?)最近、もっとやっかいの問題が登場しています。ローマ字は、日本語の音を表現する(ひらがなやカタカナも同様ですが)ために文字列票を整備してきますが、いままで、日本語にない音が、英語などの外国の関係で、たくさん日本でも使われるようになっているきているため、ローマ字の新しい、文字列表を拡張すべきと考えている人もいます。現在は、英語などの西洋の言語の影響を受けていますが、今後、アラブ言語、アフリカなどの言語の影響をうけると、日本で使われる 音 がますます増加していく傾向にあります。その新たしい 音 をどのように表記していくのか、日本語の 音 拡張の問題が発生しています。すこし前ですが、アメリカ大統領を リーガン と表記すべきか レーガン と表記すべきが問題になりました。 9.11の首謀者とされる オサマビーンラーディン氏の表記は、日本のメディアご毎に異なっているのを、ご存知ですか、日常見かけるだけで、4通りはあります。図書館システムが格闘しなければならないのは、漢字の種類の問題だけではありません。この日本語特有な 表記の問題がたくさんあります。昨年の大河ドラマで、新選組 というのがありましたが、あれば、新撰組 だと考える人もたくさんいます。(この問題は、旧漢字、寝漢字の問題ではないのでちょっとやっかいです。)そうそう、新漢字、旧漢字の問題もやっかいです。私の名前 黒澤ですが、黒沢と長く使っていました。 小さい頃から 黒沢 を使いつづけていたので、そうするものだと思っていましたが、結婚して、妻から 戸籍にある漢字を使いなさいという指摘を受けたので、黒澤を使うようになりましたが、いったい、どれがただしんでしょうか。こまりましたね。これこそ、日本語の楽しみ なのかもしれませんが、コンピュータには、大混乱の元凶です。その元凶と一番よく格闘してうまくやっているのが、  Google なのかもしれません。なかなか、うまく検索できるように工夫されていますね。きりがないので、この辺で終わりします。次からは、もうすこし、分割して読みやすくしなくてはなりませんね。